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良いお年を!

今年もなんやかんやで残すところあともう数日。
50周年イヤーということでライブも盛り上がり、
今年は僕の「ジュリーな毎日」も、
いっそうテンションが上がりました。


今年は「THE ANMERS」のメンバーともジュリーのライブに行き、
「どうや!」とばかりに、鼻息荒く得意満面でイバってしまいました。
すごいのはジュリーであって、
僕はただのオーディエンスなんですが、
やっぱり音楽やってる連中がジュリーをみて圧倒されるサマは、
嬉しくて誇らしくて、そりゃイバりたくもなるもんです。


ジュリーのおかげをもちまして、
不肖ワタクシ、「本物」を追い続ける「違いの分かる男」として、
バンド内の株も上がりました。
そりゃそうですよ、小学生の頃からずっと、
何が起ころうが、何が流行ろうが、
ジュリーに感化され続けた人生。


「ジュリーの後ろでギターを弾きたい!」が音楽の目覚め。
そして柴山さんをみて
「絶対にエレキを手に入れなければ!」と思ったのがロックの目覚め。
フェンダーだと思い込んで買った最初のエレキがフォウンダー、
中学1年生の悲しいエレキデビューですが、
以来、ギターを弾かない日はないし、ジュリーを聴かない日もない。
今となれば、しがないアマチュア・エレキ中年(しかも薄毛の!)ですけど、
アンプをどうセッティングすれば
それなりにいい音を鳴らすことができるかを知ってるおっさんだ。


ジュリーの影響でビートルズを聴いた。
ストーンズにハマって、ブルースやソウルミュージックと出会った。
どう整理していいかわからないくらいの量のレコードやCDのコレクションも、
僕の場合、その原点はジュリーにある。
ジョン・レノンやオーティスを難聴になるくらい聴いて、
ジュリーの歌唱法との共通項を発見して、ひとりほくそえむ。


鉄道オタク、通称鉄ちゃんにはいろいろとジャンルがあるようです。
乗り鉄、撮り鉄、模型鉄、技術鉄、収集鉄、駅弁鉄etc・・・。
僕のケースでいえば、
「聴きジュリ」、「弾きジュリ」がメインになるんでしょうか(笑)


で、それは思いのほか、共感を得にくいもので、
なかなか他の先輩ファンの皆さまと意志の疎通もできません。
嫁にすら「またいつものがはじまった」と愛想をつかされています。
何しろ直観勝負でして、
「カッコいい」とか「心にくる」という鳥肌ポイントは、
日々変動型で、たとえば昨夜、「勝手にしやがれ」を聴いて、
何百(いや何千?)目かの興奮がやってくるんです。
あるいは「お月さん万才!」を聴いていて、
急に涙がポロポロ出てきたり、
まあ、一種の病気なんでしょうけどね・・・(笑)。


そればっかりはデータの収集や集積では片づけられない、
一緒に酒でも飲みながらだと、熱く語れるとは思うんですけど、
やはりブログには不向きですよね。
ミナミには一軒、そんな僕の趣向を理解して、
ほぼコンプリートで音源を揃えてくれて、
古いジュークボックスにもEPを何枚か常備してくれている、
最強の隠れ家もあるので、機会があればご一緒しましょう。


幸いなことに、この「面倒くさい発作」につきあってくれる者もいて、
まあ息子なんですけど、
彼も僕の遺伝子を引き継いでおりまして、
藪から棒に「『DON'T SAY IT』のギターってどうやるの?」
と訊いてくる面倒くささ。
「いや、これはジャズやファンクの弾き方で」って実演しながら、
参考までにジョージ・ベンソンのレコードをさがす親父。
こういうのが日常茶飯事な家族。


きっとお正月もこんな風に過ごすことになると思います。
皆さまもどうぞ平和なお正月を!
そして「ジュリーな新年」をお迎えください。

 

 

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都々逸にハマる

最近、ちょっとハマっているのが都々逸(どどいつ)。
七・七・七・五調の音律数で粋な文句に、
チントンシャンとこれまた艶っぽい三味線。


♪三千〜世界のォ〜鴉を殺し ぬしと添い寝が〜してぇみた〜ぁい

♪金のぉ〜屏風に〜墨絵の牡丹〜 中にぃ二ぁ人の〜 狂い獅子


お座敷で芸者さんに聴かせてもらうとか、
そういう贅沢な身分ではありませんが、
なにしろ「情歌」と呼ばれるものですからね、
ニポンゴ、ベリー、ソウルフルネ!


僕の知人でソングライターである艾アツシ氏がいうには、
「ブルースだって12小節A・A・Bの形式のうえに、
ブルーノートスケールという旋律があり、
感情を歌にしているわけで、
都々逸とは赤の他人だとは思えない」とのこと。


たとえば、

あいつは心やさしい女だけれど ひどい仕打ちをしてばかり
あいつは心やさいい女だけれど ひどい仕打ちをしてばかり
おれを殺してみなければ 自分でそれに気がつかない

というような歌詞にA・A・Bの決まりごとがあって、
さらに比喩も多く用いられています。


おれは大釘打ちの名人だ 一本お前に打たせてくれよ×2
俺の名前知ってるやつには おれの釘打ち知れ渡ってる

とか、

彼は私の手つかずのキャベツを茹でて それをすごく煮えたぎらせて×2
それからベーコンを中に入れ 鍋をあふれさせたのよ

などといった感じ。
もっともっとどぎついのもあるけど、ここじゃこの辺でご勘弁。
でも都々逸とブルースの似たような感じ、お分かりいただけたと思います。

 
それに三味線の音色がこれまたいい!
三味線にもさまざまなテクニックがあって、
ブルースギターに通じるようなソウルを感じるんです。
基本的に弾き語り。
三味線の風情のある音や間が素晴らしい。
若い頃はギターをジャンジャカかき鳴らして、大声で熱唱して
「これぞロック!」なんて思っていましたが、
たまにはこういう粋な世界に触れるべきだと思っています。


問題なのは、じゃあ僕がそんな風情のある三味線が弾けるか、
艾アツシ氏も「自分で都々逸を作れるようになりたい」などと言っていますが、
彼にそんな粋な文句を思いつく才能はあるのだろうか。


まだまだ先の長いテーマになりますが、
でも都々逸や小唄にハマって、
また人生が少し楽しくなった気がしています。

(都々逸は1分24秒くらいから)

うめ吉Love!

 

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ロックジェットVol.71

ロックジェットVol.71

さらに依知川伸一さんのインタビュー、
ご自身のBARAKAについてなんですけど、
こちらも大変興味深く読みました。
こういう方のベースプレイで、今のライブは支えられているんだと、
やはりバンドメンバーの記事は必読ですよね。


メインの特集はBOOWY。
僕にとっては因縁のバンド。
何しろ高校3年間の文化祭出演バンドたち、
1年…ジャパメタバンドばっかり
2年…洋楽やるバンドやフュージョンやるやつも
そして3年…ほとんどBOOWYのコピー
ってどういうことやねん!


僕は体制に逆らって、
メテオズ(パンカビリー)やストレイキャッツで応戦しましたけどね、
ウケるわけなかった。
また、U2とかアラームというバンドが好きだったので、
辻仁成率いるECHOESのコピーバンドもやってましたけど、
とにかくまわりは猫も杓子もBOOWY一色の高校三年生。


高3で堺に引っ越して、生まれてはじめての電車通学がはじまった頃。
マディ・ウォーターズのLPなんかを小脇に抱えつつ、
「フン!BOOWYなんか子供の聴きもの」なんて嘲笑するものの、
実はウォークマンで自分もこっそり聴いてました。

 
前に住んでた河内長野の小山田荘園というところと比べて、
堺東はとっても都会。
なにしろモンペはいたおばぁちゃんが
路肩で立ちしょんべんしていないし、
自転車をこぎながらアハハと談笑している口に
カナブンが飛び込んでくることもない。


澱んだ空の下、
イヤホンから流れる「JUST A HERO」や「BEAT EMOTION」が、
アーバンチックにかぶれる僕の優越感をくすぐりました。
キャーキャーいう人たちとは馴染めなかったけど、
確かに僕の大事な思い出です。

 

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