先日ケーブルテレビで、1977年2月に放送された
「トップスターショー、歌ある限り」が放映されました。
司会は二谷英明さん、そしてアナウンサーの久米宏さん。
「危険なふたり」で登場のジュリー、
ワンコーラス歌い終えたところで、
「こんばんわ沢田研二です、僕もふと気づいたら十年選手の仲間入りをしていました。
でも、いつまでも新鮮な気持ちで、ちょっとヒネた新人という感じで、
肉体に汗して、常に歌い続けたいと思います」
と自己紹介。
おっと、ちょっと歌詞間違えた。
他のゲストは森昌子さん、由紀さおりさん(「手紙」カッコいい!)、
そして田宮二郎さん。
CM明けて、「時の過ぎゆくままに」。
演奏はもちろん井上堯之バンド!
二谷さん「今、23年生まれと言いましたけど、もう歌手10年目ですって?」
ジュリー「正確には11年目です」
二谷さん「今年、何かやってみようということはありますか?」
ジュリー「そうですね、キャリアがだんだん積み重なっていくと、
わりとマイペースでというような考えを持ちたがらないんですね、僕は(笑)どちらかというと。
今年なんかはとくに全力投球で、直球一本でいきたいという感じです」
由紀さおりさんが田宮さんに
「いつまでもお若い秘訣は何ですか?」
田宮さん「さっきジュリーが言ったの、すごく分かるんです。
10年だけども、マイペースっていうんじゃないぞ、直線でいくって。
僕の場合は直球を投げるかどうか分からないけど、
僕は毎回どの仕事も全部自分でなくちゃ気が済まない。
だから一生懸命やるしかないですね」
次いで由紀さんがジュリー、森田公一さん、田宮さんと順にデュエット。
「いいじゃないの幸せならば」
「♪あのときあなたと口づけをして〜」で、コレ。
お茶目なジュリー。
田宮さんは由紀さんと見つめ合って歌うのが、男前やなぁ。
「さよならを言う気もない」のあと、田宮さんとふたり。
田宮さん「あらためていろいろ話をしましょう」
ジュリー「ハイ!」
田宮さん「これからそうだな、自分の思ってること全部話すし、
ジュリーも僕が言ってることが違ってたら違うって言ってくれればいいし、
ジュリーが思ってること全部話してくれればいいんだけどな」
田宮さん「さっきも話に出たけど、ジュリーがケンカしたんだっけ?(笑)」
(以下会話、長いので要約します)
田宮さんは「ジュリーは疲れてたんだと思うんだよ、
ガマンのしどおしで、ふっと無礼なこと言われて、
自分にもプライドがあるんだって殴ったんじゃないだろうか」
と問いかけたのですが、
ジュリーは、「僕はあんまりガマンできない性質だから、
「バカヤロー」っていうのは常々だし、
その次の段階としてあのときには手が出てしまったということなんだけども、別に僕は疲れてたとか、そういうことを理由にしたくはないし、
不謹慎なのかもしれないけどとるに足らないことだと思う。
理由や根拠がどうあれ、自分の巻き起こしたは責任取らないといけない、
自分としては出来る範囲のことで謹慎をするとか、
賞関係などを辞退させていただくと、
ただ、僕がこれでくじけてしまったら、
今までいろんなことを心配してくれた人、
また面白おかしく言った人たちだって、ホラ、ざまあみろと、
また応援してくれた人は、ああやっぱりねと、僕は思われたくないし、
やっぱりこれは大変ありがたいことなんですけど、
田宮さんとかファンの人たちとかいろんな人たちが僕を心配してくれるということは、まず、いらないことだと思います。
僕自身で解決しなければならない問題だと思うんです。
些細なことでも大変大きな話題になったりとか、騒がせるという結果になるということ、やっぱり自分自身で責任をとらなきゃいかんと僕は思います。
だからそのためにもこれからこそ頑張って、一所懸命仕事をしなきゃと。
ざまあみろといつか言いたいなと思います」
それを受けて田宮さん、
「一つだけ感心することは沈黙を守ったということ。そこは男の生き方です。自分だけのことだと言ったけど、僕はとても好きだ」
田宮さん「もっと話したいね、でも時間ってすぐ経っちゃうんだよな、
だから今度またゆっくり話そうな」
ジュリー「はい」
田宮さん「そのときは時間をかけよう」
ジュリー「ありがとうございます」
でメキシコの作曲家ロベルト・カントラル「時計(EL RELOJ)」という曲を一緒に。
「二大ええ男」の共演。
田宮さんのその後の人生も、
また三十数年後、ジュリーが八尾の朝吉を演じることになるとは、
誰も知らなかった時代の番組。
6月25日のジュリーのお誕生日に、いいもの観ました。
それにしても昔の歌番組って、中身が濃いなぁ。
当たり前ですが、毎年6月25日はジュリーの誕生日。
そして今年も「お誕生日おめでとうございます!」
僕にとっては、この日は祝日同然。
何しろ小学生の頃から、
寝ても覚めても「ジュリーな毎日」で生きている僕。
子供の頃はアイドルとして夢中だったけど、
中学でロックに目覚めてからは、
「やっぱりジュリーはすごいな!」とリスペクト。
そしてだんだん世の中の仕組みを理解するようになり、
社会人になって、人の親になり、
誰かから必要とされている責任を感じるようになって、
失敗したり、凹んだり、誰かに支えてもらったりしながら、
自分の天命を悟る年齢になった今、
「沢田研二」の偉大さがよく分かるようになりました。
また、ライブで向き合うと、
ジュリーの「うた」の力強さ、
優しさ、楽しさ、悲しさ、そしてエロさ、
つまり人の「情け」なんですけど、
音楽の素晴らしさが「ドーン!」と心に飛び込んでくる。
鳥肌がぞぞぞとカラダを走ります。
ジュリーのうたで、ときどき泣きそうになる。
そんなシンガー、日本にはあまりいないですよ。
たとえばかつてのヒット曲だって、
(このいい方は好きではないけど)
さらにカッコよくなっているし。
何より新曲を聴かせてくれることが、
僕は嬉しいんです。
ジュリーは僕の永遠のアイドルであり、
偉大なロックレジェンドであり、
最強のパワースポットであり、
はるか雲の上の人なんだけど、
いちばん身近に感じる人。
僕の本職はエンターテイメント性のないものだけど、
名もなきジュリー・チルドレンのひとりとして、
誇りをもって仕事をしていきたいと思います。
まだまだ人間ができていないので、
ライブでジュリーに「喝」を入れてもらいながら、ですけど。
梅雨、うっとうしいですね。
そこへもってきて「記録的豪雨」、
被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
気圧や湿気の影響で古傷が痛みだす方、
聞くところによると「三半規管」経由で、
脳がかつての痛みの記憶を思い出すとか。
思い当たる方は「乗り物酔い」のクスリが効くかも。
さて梅雨のマスコットキャラクターといえば、
今も昔もカエルですね。
このブログではずっと黙っていましたが、
僕はカエルが大の苦手なんです。
オバQは犬、ドラえもんはネズミ、
僕の場合は「ライク・ア・忍者ハットリ君」、
カエルをみたら飛び上がるか戦意喪失です。
中学生時代のとある事件からのトラウマで、
そのことは思い出したくもないんですが、
もうホンマにダメなんです。
しかも当時は河内長野のド田舎に住んでいまして、
夏の間は毎日びくびくしながら過ごしていました。
カエル嫌いってエスカレートしていくんですよね。
あいつら口の大きさが肩幅だし、
丸いと思っていたら意外と足が長いし、
共食いしやがるし、
カラダはいつもヌメヌメしているし、
「可愛い」なんて言ってる人の気がしれません。
毒々しい生き物ですよ。
実物どころか置物やアニメに出てくるやつですらNG。
「ケロケロけろっぴ」のキャラ弁なんか信じられないです。
(なぜか「ド根性ガエル」のピョン吉だけは平気)
「無事かえる」なんていう縁起モノも余計なお世話ですし、
薬局の前のケロヨンとも握手できません。
しかし世の中、カエルであふれていやがる。
梅雨どきのイベントのポスターも怖い。
釣り具屋のルアーコーナー、熱帯魚屋さん、
好きな映画やドラマ・・・。
ニュースでも田園風景や水辺の映像で、
ほんの一瞬、ワンカットとか映るじゃないですか、
あれで心臓バクバクします。
僕にとってはテロですよ、ケロリストだ!
9月がきたら48歳になります。
そんないい歳したおっさんなのに、
こんなに怖いものがあっていいのかと心配ですけど、
今さら克服する気もさらさらないんです。
ただ、罪つくりだと思うのは、
その情けない弱点が息子にも受け継がれてしまっていること。
子供の前でも臆面もなくギャーギャー騒いできましたからね。
夏のカエルと冬の静電気。
それと紙の上を走るマジックの音と、
古い市松人形。
この4つが親の威厳どころか、
僕の世界征服の野望を無残に打ち砕いたのです。
皆さんもコレはアカンねん!
という苦手なモノってありますか?
おっと調子に乗って弱点を白状してしまいました。
落語の「まんじゅう怖い」じゃないですから、
本当に怖いのはマーシャルのJTM45というアンプです。
送ってこられたらショック死するかもしれません。
7月になればライブがはじまります。
僕は8月のフェスティバルホールまでおあずけですが、
指折り数えて心待ちにしています。
ブルーな梅雨を乗り切って、
盛り上がっていきましょう
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