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2016年正月LIVEに行ってきた

昨日は沢田研二2016正月ライブ「Barbe argentee」、
大阪フェスティバルホールに行ってきました。
正月ライブに行かないと新年を迎えた気がしない体質、
まあ、単純な頭のファンですから。

ここから先、ネタバレ

セットリストは以下のとおり。

1.ス・ト・リ・ッ・パ・ー
2.希望
3.砂丘でダイヤ
4.届かない花々
5.アルシオネ
6.光線
7.麗人
8.女神
9.愛は痛い
10.君をのせて
11.我が窮状
12.F.A.P.P
13.若者よ
14.限界臨海
15.マッサラ
16.お気楽が極楽
17.彼は眠れない
18.ポラロイドGIRL
19.緑色のkiss kiss kiss
20.サムライ

(アンコール)
 遠い夜明け
 カサブランカ・ダンディ
 耒タルベキ素敵



今年は下山さんがお休みでしたが、
久しぶりに依知川伸一さんが戻ってきました。
10年ほど前、ベースレスの編成になってショックでしたが、
今ではすっかりそのサウンドにハマっているので、
ベース有りの構成が新鮮で、驚かされました。
元々、ベースレスで作られた楽曲たちも、
依知川さんのパワフルなプレイで「なるほど!」と面白かった。


GRACEさんも叩きやすそうだったし、
泰輝さんも今回はかなり楽そうで、その分、
本来のゴージャスなキーボードプレイが聴けました。
また、さすがコーラス隊長の復帰で、
コーラスワークもグレードアップしていました。


ギターは編成上、いつものフレーズが聴けない曲もあり、
さびしかったけど、
そこはさすが柴山さんで、
いい音をたっぷり聴かせていただきました。
いつか、そこに下山さんのギターが入って、
最強フルメンバーでのライブが観たいです。


さて、「Barbe argentee」と銘打たれた今回のライブ、
銀髭のロッカーの2016年は、
「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」で幕を開けましたが、
セットリストは「平和」への思いが強い曲が多く、
客席に向かって何度もピースサインを送ったジュリー。
ラストの「耒タルベキ素敵」でも
同じフレーズを繰り返し歌った。
ジュリーの平和への思いや祈りは、
東北の復興、脱原発への思いとともに、
今年もしっかり共有させていただきます。


ってか、それにしてもあの御年で、
このセットリストはパワフルすぎる!
ご自身が歌いたい曲を選曲しているそうですが、
横ノリ、縦ノリ、縦横無尽のロック・ショー、
ホンマ、カッコいい。
DVD発売希望!


またMCでも元気づけられました。
馬鹿らしくなるほど理不尽なことも多いけど、
今年も手を抜かずに頑張ろうと思いました。


ライブが終わって客席を立とうとしていたら、
背後にいたご高齢のご婦人に声をかけられました。
「ありがとう、また来てね」
今回は数年振りに息子と横並びでライブを観まして、
後ろの座席の人たちに対して、
視界のディフェンスをしたかもしれない、
悪かったなぁと思っていたのに、お礼を言われるなんて。
「はい、また来ます!」
おっさんの癖に爽やかな若者ぶって応えてしまいました。
ちょっと恥ずかしいゾ。


 
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デヴィッド・ボウイの訃報

デヴィッド・ボウイが亡くなった。
今年に入ってはじめてのショッキングなニュースは、
あまりにもショッキングすぎる。
享年69歳。


まさに英国ロックの人だった。
米国アーティストがやればイロモノになるようなことも、
ボウイがやればすべてカッコよかった。
変幻自在すぎるので、「ベスト盤聴き」をして
知った風な口をきくのは難しい人だった。


昨年末、CHICの来日で「レッツ・ダンス」を聴き、
また先日、伊藤銀次さんがフェイスブックで、
「アルシオネ」は、ボウイのオマージュ+「時の過ぎゆくままに」というコンセプトで作曲したと語っておられて、
最近、ずっとデヴィッド・ボウイを聴いていたんです。


「スペイス・オディティ」や「ジギー・スターダスト」も名盤だし、
ジュリーファンなら「アラジン・セイン」はマストだと思いますが、
(ジーン・ジニー収録)
個人的には「ヤング・アメリカン」がお気に入り。
そんなマイ・デヴィッド・ボウイ・ブームのときに飛び込んできた訃報。
やはり、コトバが出ない・・・。


いずれ機会があれば、このブログ上でも、
デヴィッド・ボウイの作品について熱く語りたいですが、
今は静かにご冥福をお祈りしたいと思います。

 
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ダシの効いた音楽

皆さま、新年おめでとうございます。
今年も「ジュリーな毎日」をよろしくお願いいたします。


さて最近、80年代までの歌謡曲が面白くて
ささやかなマイブームになっていて、
ジャンルを問わず、興味深く耳を傾けます。
て、いうか、その時代までの邦楽は
今ほど「ジャンル」という高く厚い壁で仕切られてないんですよ。


おそらく80年代以降、楽な金儲けを企んだ音楽業界が、
自分たちの都合で演歌だのJ-POPだの排他的なカテゴリを設定して、
世界には通用しないフォーマットを作ったのです。
騙されちゃいけないぜ。


それまでは、総じて「歌謡曲」と呼んだ。
「歌謡曲」は勤勉な日本人を元気づけたし憩いになった。
「歌手」の歌うヒット曲は老若男女が口ずさめた。
だから家族で紅白もレコード大賞も楽しめたんだけど、
もういい加減気づいて欲しい。
日本の音楽には「壁」がある。
知ってる人はよ〜知ってるけど、知らない人は全く知らん。
つまりサブカルチャー。万人向けじゃない。


アイドルだってそうだ。
昔は歌うことが好きな人たちが歌手をやってたから、
大衆から応援される「アイドル歌手」がいた。
それがそもそも論。本来のカタチだと思うんだけど、
今は芸能人になれるんだったら何でもいいという子たちが
ぞろぞろ集団で歌ってる。
そんなもん、一部のマニアを除いて人の心に届くはずがない。
でも彼女たちや彼らの見分けがつく人は少し尊敬します。
近頃はCDが売れないそうだけど、それは当たり前やん。


演歌だって(僕はこの排他的なカテゴリーが大嫌いだけど)、
おばちゃんのウケだけを狙ったお兄ちゃんシンガーとか、
冷静に「観察」したらちょっと気持ち悪いし、おっちゃんには気の毒。
頭を冷やせ、世の中!


僕のマイブーム、80年代までの歌謡曲の良さは、
シンガー本人の魅力もさることながら、
プロデュースした人、作詞家、作曲家、編曲者、演奏、
レコーディングに携わった人びとの音楽愛を感じ取れるからです。


内外の様々な音楽を貪欲に吸収し、反映させた作品たち。


とくに40〜50年代の作品にはジャズの要素が感じられ、
60年代にはそこにアメリカン・ポップスのテイスト、
70年代になるとソウルやファンク、
英国ロックなどの影響が色濃くなっている。
そんなサウンドと和の感覚が融合され、
日本人のコトバで歌われる作品は、ある意味、洋楽よりも面白い。


僕はギターをはじめ、楽器が好きだから、
ついついそれぞれのフレーズや音色に耳がいくんだけど、
たとえばスネアドラムの音だけでも、
ごはん3杯はいける楽曲もあります。
この正月の間だって、CSでアニメ「一休さん」の主題歌を耳にして、
クオリティの高さに驚かされました。やたらとジャージー!


僕の好きな歌謡曲は、
こんな感じで作り手の音楽愛や、
内外の音楽の要素がダシのように効いていて、
じわっと心に染みるから、味わい深い。


80年代後半くらいからかな、
ダシは科学調味料や即席に変わってしまったから、
英国ロックやR&Bの香りはすれど、味がない。
どれも同じ音、まるで果汁0%の果物ジュースだ。


これは邦楽に限ったことではなく、
海外でも同じ現象が起きています。
歌の上手いシンガーはたくさんいるけど、
ただ当たり前のように上手いだけ。
音源はパッパと録って、MTVとダンスの練習にコストをかける。
そりゃこっち側もYouTubeでぱっと見て、
「ふーん」で満足。大衆はせいぜいベストアルバムしか買わない、
いや、今はダウンロードか。mp3で十分だ。
なのに、そういうシンガーでも何か賞を取って歌姫になる。


今年の「ジュリーな毎日」は、
100%の天然ダシや果汁、
お酒でいえば醸造アルコールで割っていないもの、
そういった音楽にこだわって、記事を書いていきたいと思います。
相変わらず文章力は低いですが、
眉間にシワを寄せて偉そうに語るんじゃなくて、
年男の勢いにまかせて、100%の熱意で暑苦しくいきますので、
嫌いじゃない方は、よろしくお願いいたします。

 
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