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ギター1本で

先日、またギターを買いました。K.ヤイリという純日本製メーカーのアコースティックギター。小ぶりなんですがオール単板ということで、鳴るわ。さすがK.ヤイリ。


最近は年齢のせいかジャカジャカと激しいストロークで、ロックを歌うことが激減し、どちらかというとバラード系を爪弾くことが多いかな。コード弾きを交えながら、メロディーを弾いています。気持ちいいですよ。「勝手にしやがれ」のバラードバージョンなんて作ってみたりして、まぁ、完全に自己満足の世界なんですが、それでも「おっ、カッコいいぞ」なんて思うときには、「このアレンジでジュリーが歌ったら、どうなんだろうか」などと、調子に乗ってしまいます。


他にも「永遠に」のワルツバージョンとか、「君をのせて」ブルース風味など、レパートリーも増えてきました。僕にこんなアレンジの面白さを教えてくれたのもジュリーなんです。特にミスキャストの頃のフラメンコバージョン「勝手にしやがれ」や、ハワイアンバージョンの「渚のラブレター」を聴いたとき、無垢だった僕は、まるで天と地がひっくり返ったような衝撃を受けました。


自分がギター弾きだから言うのも何なんですが、ジュリーの弾き語りっていうのも観たいと思う今日この頃です。かつて沢田研二ショーで「あなたへの愛」を弾き語ったジュリー、そして作曲家としても数々のナンバーを世に送り出しているジュリーですから、(きっと作曲はギターでやっているんでしょうね) 毎回ステージを所狭しと動き回る姿にも惹かれる反面、アコースティック1本で弾き語るジュリーも観たいです。

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まぎらわしく不愉快な「研二」

テレビ欄や文章の中から「沢田研二」の名前を見つけることに関しては、子どもの頃からやたらと敏感。百人一首のかるたを取る晴れ着のお姉さんより反応が早い。「沢田」でも「研二」でも、ヒビっと反応してしまう僕が、最近一番まぎらわしいのが、羽賀研二。たぶん、ジュリーファンの皆さんも同じでしょう。気分悪いよねー。だから、今日はジュリーとは関係ないけど、こんな偶然のお話を。


僕の職業は鍼灸師。数ある鍼灸の書物の中で、僕が一番お気に入りのものが、「鍼灸眞髄」という昭和16年に代田文誌先生が書いた本。これは代田先生が師匠の施術を見学して、師匠の行った治療や発言を聞書したものです。その鍼灸の神様は偶然にも「沢田健」といいます。


鍼灸の資格を取って間もない頃、偶然手にしたこの一冊。ジュリーファンの僕だから、単に「サワダケン」という名前に運命的な出会いを感じ、「♪ラララ」と、ときめいて買った本。


はじめて読んだときには「この平成の時代にはちょっと…」というイメージが強かった。難しい古典の本ならもっとあったし、現代的なアプローチで書かれた本のほうが参考になりました。でも、鍼灸専業でコツコツとやってきたある日、この本に書かれていることは実践的なものが多く、日々の診療にとても役立つほかに、鍼灸師として生きていくことへのモチベーションを与えてくれるということに気づきました。


深くてのぞきにくい鍼灸の奥行きを、この本は内視鏡のように見せてくれる。ちょっとテンションが下がったときも、この本をそばに置いておけば、ハートフルな沢田先生の治療風景が脳裏に浮かんで、僕も元気が出る。何人かの後輩や友人にも、この本を買ってプレゼントしました。彼らからの反応はイマイチなんですが、僕も最初はそうだった。でも、いつか理解できるさ。僕のこの一冊といえば、とにかくこの「鍼灸眞髄」なんです。


沢田健先生の人柄はこんな感じ。「先生の治療に当てられる態度を見るに悠々として迫らず、いかほど患者が多くゐてもそれに心を惹かれて急ぐということもなく、いかほど高位の人が来ていても眼中におかず、といって無智なる田夫野人に対してもあくまで親切丁寧で、まことに無人の昿野にあってたヾ一人心の赴くままに游行するが如くである。そして、治療に当たりつヽ心に浮かびしまヽに、聞く人の如何を問わず、平気で自己の所信を述べる。誰も聞いていないでも平気である。その態度は実に、愚の如く魯の如く、小児の如く、野人の如くで、春風温如として人心を和ましめるが、而も時には大人の如く傑士の如く見え、その言強く人の肺腑を射て心胆を寒からしめる。この風格まことに端兜を許さゞる底のものである。(鍼灸眞髄)」


僕に文才があれば、関係者各位からの許可をいただいたうえで、この本を元に小説や脚本を書くのにな。そして芝居や映画で、沢田健の魅力をあますことなく伝えたい。脚本家の権限で、主役はもちろんジュリーでね。


できれば京極さんに書いてもらいたいなと思っているんです。

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お前を呪文で縛る

後期タイガースの名盤「ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム」やPYGの「Free With Pig」、またソロになってからのライブ盤で、ロックナンバーをカバーするジュリーはやたらとカッコいい。中でもCCRの「アイ・プット・スペル・オン・ユー」を歌うジュリーはもうグレイト!としか言いようがない。


原曲は、棺おけのなかから登場したり、煙の出る頭蓋骨を大切に抱えながら、魔法やワニ、悪魔、そして便秘について吠えるように歌う狂気のボーカリスト、元ミドル級ボクサー、スクリーミン・ジェイ・ホーキンズのナンバーで有名です。「お前を呪文で縛る」というヴードゥー教テイストの溢れる歌詞と、非常に重たい3連のロッカバラード的なリズム。


この曲を歌うジュリーはまさに悪魔的魅力にあふれています。「♪I put a spell on you , Because you're mine 〜」、ジュリーの「(ビ)コーズョマァァィン〜」には鳥肌モノ。サリーの重低音のベースギターとジュリーの高音を聴くと、タイガースってこんなに実力があったんだねと、みんなに自慢したくなります。


でもこの音域、今はさすがにもうムリっぽい。今回の「生きてたらシアワセ」にいたっては、音域に負担のかからない曲作りがされていますからね。それでも歌心あふれる歌唱力は不滅です。


ジュリーの高音に無条件でシビレる僕にとって、この「アイ・プット〜」は、ジュリーの豊富な洋楽レパートリーの中で現在一番好きな曲です。

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そっとくちづけを

アルバム「生きてたらシアワセ」を聴きつづけて2週間、歌詞もすっかり覚え、恒例のコード起こしもほぼ完了しました。


「そっとくちづけを」をギターを弾きながら歌ってみた。ダメだ、僕が歌うと全然ダメだ。今さらながらジュリーの歌唱力と、歌心に脱帽。そして詩とメロディーの美しさ、作詞をした安珠さんというカメラマンのことは、勉強不足で存じませんでしたが、写真家だけあってコトバに絵がある。


心に突き刺さるような尖った三日月、紫の羽をした蝶、森に咲く花、きみの笑顔のような満月、流れ星がぼくの頬をつたう、


この悲しくも幻想的でロマンチックな世界。ジュリーの歌声が心に染みます。泣けてくらぁ!酒くれ、酒!

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