80年代のテイストにあふれたオムニバス映画「バカヤロー」シリーズの第4弾、
「バカヤロー!4 YOU! お前のことだよ」の「カラダだけの男」。
ジュリー扮する異常なほどの潔癖症の白石さんと、
松田美由紀さん演じる、壊れていく奥さんのドラマ。
吉田建さんもジュリーのご近所さん役で出演していて、
「パノラマ」や「A SAINT IN THE NIGHT」など、
この1991年という年は、大活躍でしたね。
総指揮・脚本が森田芳光さんだけあって、
1984年の「ときめきに死す」と見比べると面白いです。
コメディーとハードボイルドの違いはあっても、
相通じるものが多くて、この「カラダだけの男」がさらに楽しめます。
このお話は、ゴミゴミした都会の環境、空気や食生活に過敏な反応をする
主人公や壊れる奥さんを「異常だ」と笑うコメディのはずなのに、
新種のウイルス、狂牛病問題などなど、
2007年の目線では、笑い話にならない自体になりつつあります。
日常用品には「除菌」の文字が溢れているし、
個人的に「黄砂」について調べてみれば、
エグイ実状が目に飛び込んできます。
話は変わって、
人間ドックで、やや血糖値が高めだと無理やり指摘させた白石さんが、
奥さんに「僕が太ってもいいのか」と問うシーン、
1991年には何も感じなかったのですが、
2007年にみると笑ってしまうファンの方は多いのではないでしょうか。
あと、尾藤イサオさんとの絡みのシーン、
おふたりの演技がとても楽しそうです。
久々にブログのデザインをリニューアルしました。今年もジュリーと一緒にタイガースを応援しようという思いを込めて、虎のテンプレートをお借りしました。
ただ、僕はそんなに熱狂的なタイガースファンではありません。もちろん毎晩、勝ったかどうか気になるし、サンテレビは晩酌のお供です。ナイターで阪神が勝っていると、ビールも美味しいし、テンションも上がりますが、負けていたら「つまらん!」と言ってチャンネルをかえる、不真面目なファンです。
それでもときどきチャンネルを戻して、点数が追いついていたり逆転していたら、「よっしゃー!!」っていうことで、ビールをもう一本プシューっと開けてしまいます。まぁ、こんな感じで、お酒が好きなだけかもしれません。
点が入ればもう一本、負けたらヤケ酒、僕にとってはタイガース=ビールなんです。ジュリーファンとしても、ライブのアンコールが1曲増えるとうれしいし、ぜひ今年も頑張って、美味しいビールを提供してもらえることを願っています。
僕が甲子園に行くと負けるというジンクスがあるため、観戦はもっぱらテレビですが、ファンのおっちゃんたちのヤジも面白いし、否が応でも興奮させられるあの一体感、今年は1回くらい行こうかな。
ずいぶんと更新をサボってしまいました。
幸運な僕は、あの幻のテレビ番組「沢田研二ショー」を第一回から観れる機会に恵まれました。もう一度観たかった「TOKIO」の東海林太郎バージョン、ジュリーと左とん平さんと小遊三師匠による未来の掛布と原の野球コント、EXOTICSのメンバー紹介、そして「HA HA HA」が過激な6番目のユ・ウ・ウ・ツ。カッコいい〜、あの衣装も、メイクも、EXOTICSの面々も。
この曲の「♪見知らぬナイフに傷つけば〜」の「ナイフ」の節回し、レコードとテレビでは歌い方が違っていたんですね。普段はCDでしか聴かないから、そんなことをすっかり忘れていました。NHKの寒中お見舞い以降、ステージでも歌詞が変わってしまいましたし。
6番目のユ・ウ・ウ・ツがリリースされた当時、とても斬新なモノを感じました。EXOTICSの西平彰さんの作曲、白井良明さんのアレンジ、今までのジュリーにはない新しさがありました。何かの歌番組で、ジュリーが西平さんのことを「これからは先生と呼ばなくては」と言ってたのを憶えています。音楽の時間に聴かされたペールギュントの「山の魔王の宮殿にて」に似たイントロのメロディ、I will 〜 の部分、西平さんがボコーダーという機材で、女性の声を出していたこと、レコードよりもテレビで歌うときのほうが、ギターのパートが多くてカッコよかったこと、ジュリーの顔がビーズで描かれた衣装、ハラリと真中で垂れた髪、金色のマイク、そしてルージュを指でぬぐう仕草、悩ましげなジュリーの笑い声、もう、どれをとってもカッコよすぎて、テレビの前で狂ったように「HA HA HA」していました。カッコいい動画
普段、あまり音楽に興味を示さない友人も、レコード買っていましたし、お茶の間に与えた衝撃は、かなりのもんだったと思います。歌詞
でも、シングルジャケットもカッコいいし、「これでファンがドーッと増えるな」と期待していた僕。次にもう一発ドカンときていたら、僕の世代でももっとファンが増えたのでしょうが、当のご本人がマニアックな方向に行ってしまいましたね。まぁ、それはそれで僕としてはOKだし、MIS CASTは名盤だと確信しています。
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