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怪奇!のっぺらぼう
息子からきいた話で恐縮ですが・・・。

とある昼下がり、乗客もまばらな地下鉄堺筋線。
車内の暖房が適度に効き、電車の揺れがゆりかごのように眠気を誘う雰囲気をご想像ください。

電車がある駅のホームに差し掛かり、お母さんと幼稚園児くらいの男の子が乗り込んでこようとしている。

ドアが開くと男の子はお母さんが止めるのもきかず、一目散に乗り込んできた。
急いで座席を確保しようとしたその男の子の動きが止まり、向かいの座席の人物を指差して、
「あっ、のっぺらぼう!」と叫んだ。

自然と他の乗客たちの目線も、よく通る声で男の子が指差したほうにいく。
その先には・・・。

ヘッドホンをしながら、スマホの動画か何かに夢中な中年男性。
彼は車内中の注目を一斉に浴びていることにも気づかず、画面を食い入るように見つめ、身体を揺すっているのだが、

その頭部は見事に禿げ上がっていました。

昼下がりの地下鉄にたまたま乗り合わせた乗客たちは、笑いをこらえ顔をふさいだり、目を閉じて唇を引き締めたり、あるいはクスクス笑いながら、慌てて男の子の手を引き、隣の車両に移ろうとする母親と、「のっぺらぼうや!のっぺらぼう!」と連呼し続ける彼に心を奪われた。

気づいていないのは、うつむいて頭頂部をさらけ出し続ける、のっぺらぼう本人だけである。

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