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ダシの効いた音楽

皆さま、新年おめでとうございます。
今年も「ジュリーな毎日」をよろしくお願いいたします。


さて最近、80年代までの歌謡曲が面白くて
ささやかなマイブームになっていて、
ジャンルを問わず、興味深く耳を傾けます。
て、いうか、その時代までの邦楽は
今ほど「ジャンル」という高く厚い壁で仕切られてないんですよ。


おそらく80年代以降、楽な金儲けを企んだ音楽業界が、
自分たちの都合で演歌だのJ-POPだの排他的なカテゴリを設定して、
世界には通用しないフォーマットを作ったのです。
騙されちゃいけないぜ。


それまでは、総じて「歌謡曲」と呼んだ。
「歌謡曲」は勤勉な日本人を元気づけたし憩いになった。
「歌手」の歌うヒット曲は老若男女が口ずさめた。
だから家族で紅白もレコード大賞も楽しめたんだけど、
もういい加減気づいて欲しい。
日本の音楽には「壁」がある。
知ってる人はよ〜知ってるけど、知らない人は全く知らん。
つまりサブカルチャー。万人向けじゃない。


アイドルだってそうだ。
昔は歌うことが好きな人たちが歌手をやってたから、
大衆から応援される「アイドル歌手」がいた。
それがそもそも論。本来のカタチだと思うんだけど、
今は芸能人になれるんだったら何でもいいという子たちが
ぞろぞろ集団で歌ってる。
そんなもん、一部のマニアを除いて人の心に届くはずがない。
でも彼女たちや彼らの見分けがつく人は少し尊敬します。
近頃はCDが売れないそうだけど、それは当たり前やん。


演歌だって(僕はこの排他的なカテゴリーが大嫌いだけど)、
おばちゃんのウケだけを狙ったお兄ちゃんシンガーとか、
冷静に「観察」したらちょっと気持ち悪いし、おっちゃんには気の毒。
頭を冷やせ、世の中!


僕のマイブーム、80年代までの歌謡曲の良さは、
シンガー本人の魅力もさることながら、
プロデュースした人、作詞家、作曲家、編曲者、演奏、
レコーディングに携わった人びとの音楽愛を感じ取れるからです。


内外の様々な音楽を貪欲に吸収し、反映させた作品たち。


とくに40〜50年代の作品にはジャズの要素が感じられ、
60年代にはそこにアメリカン・ポップスのテイスト、
70年代になるとソウルやファンク、
英国ロックなどの影響が色濃くなっている。
そんなサウンドと和の感覚が融合され、
日本人のコトバで歌われる作品は、ある意味、洋楽よりも面白い。


僕はギターをはじめ、楽器が好きだから、
ついついそれぞれのフレーズや音色に耳がいくんだけど、
たとえばスネアドラムの音だけでも、
ごはん3杯はいける楽曲もあります。
この正月の間だって、CSでアニメ「一休さん」の主題歌を耳にして、
クオリティの高さに驚かされました。やたらとジャージー!


僕の好きな歌謡曲は、
こんな感じで作り手の音楽愛や、
内外の音楽の要素がダシのように効いていて、
じわっと心に染みるから、味わい深い。


80年代後半くらいからかな、
ダシは科学調味料や即席に変わってしまったから、
英国ロックやR&Bの香りはすれど、味がない。
どれも同じ音、まるで果汁0%の果物ジュースだ。


これは邦楽に限ったことではなく、
海外でも同じ現象が起きています。
歌の上手いシンガーはたくさんいるけど、
ただ当たり前のように上手いだけ。
音源はパッパと録って、MTVとダンスの練習にコストをかける。
そりゃこっち側もYouTubeでぱっと見て、
「ふーん」で満足。大衆はせいぜいベストアルバムしか買わない、
いや、今はダウンロードか。mp3で十分だ。
なのに、そういうシンガーでも何か賞を取って歌姫になる。


今年の「ジュリーな毎日」は、
100%の天然ダシや果汁、
お酒でいえば醸造アルコールで割っていないもの、
そういった音楽にこだわって、記事を書いていきたいと思います。
相変わらず文章力は低いですが、
眉間にシワを寄せて偉そうに語るんじゃなくて、
年男の勢いにまかせて、100%の熱意で暑苦しくいきますので、
嫌いじゃない方は、よろしくお願いいたします。

 
| 音楽のこと | comments(2) | ブログトップ |
あけましておめでとうさん。
年男パワー全開を期待します。
さて、この記事拝読直後に思い浮かんだ歌謡曲が三つあります。
1982年《冬のリヴィエラ》
1977年《津軽海峡・冬景色》
1973年《赤い風船》

洋楽の歴史を汲むナイガラサウンドと森進一さんの深み有る歌唱力との融合。
石川さゆりさんの美声でうたわれた詞とメロディーが大衆の心に刻まれている名曲。
アイドル浅田美代子さんのウィスパー歌唱を生かすべくフレンチポップスと童謡で形作られた可愛らしい歌。
どれも素晴らしい作品だと思います。
Posted by: 裕史 |at: 2016/01/06 2:36 AM
裕史さん、今年もよろしくお願いいたします。
「赤い風船」は僕が最初に買ってもらった歌謡曲のレコードです。幼児だった僕が「可愛いな」と思ったほどです。

「冬のリヴィエラ」をはじめ、大瀧さんの作品は今聴いても褪せてないですね。アメリカンポップスと歌謡曲の融合、あるいはアランパーソンズプロジェクト、もっというならフィル・スペクターの影響が色濃いアレンジ(ドラムにリバーヴをかけたり)が歌謡曲になるなんて、驚きでした。

石川さゆりさんは、素晴らしいシンガーだと思います。「津軽海峡冬景色」のメロディーはまさしく日本人のソウルナンバー。個人的には「天城越え」のエロさにノックダウンですが、歌詞に比喩を取り入れる、日本の「都々逸」のセンスは、ブルースに通じます。っていうか、「都々逸」の方が歴史は古いですね。
Posted by: yasutomi yoshimoto |at: 2016/01/06 9:14 AM









 
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